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橘 保国(たちばな やすくに、正徳5年(1715年) - 寛政4年2月23日(1792年3月15日))は、江戸時代中期の大坂の浮世絵師。
橘守国の子、門人。大坂の人。幼名は大助。秋筑堂、後素軒と号す。父について狩野派の画法を学び、宝暦(1751年-1764年)から安永(1771年-1781年)頃、主に絵本の挿絵を描いた。
著作として、宝暦5年(1755年)刊行の『絵本野山草』5巻5冊、宝暦7年(1757年)刊行の『画志』3冊、安永8年(1779年)刊行の『絵本詠物選』5巻などが挙げられる。父との合作もある。
父の業を継いでおり、後に法眼に叙せられた。寛政4年(1792年)2月23日死去。享年78。墓所は大阪市中央区中寺の久成寺(くじょうじ)。
門人に保国の子、橘保春がいる。