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2代目鳥居 清忠(とりい きよただ、生年不明 - 嘉永3年3月3日(1850年4月14日))は、江戸時代後期の浮世絵師。
鳥居清長の門人。姓は山口、名は善右衛門。江戸住吉町で三礼湯屋という薬種屋を商っていたが、家業を息子に譲って、清長に入門している。2代鳥居清忠を称して文化(1804年 - 1818年)・文政(1818年 - 1830年)頃に活躍、主に美人画を描いた。
代表作として肉筆画「桜下太夫図」が挙げられる。「桜下太夫図」は満開の桜花の下、禿を従えた太夫がふと振り向く姿を描いている。太夫の着物の紋様も扇散らしに桜花であり、禿の着物もまた桜の紋様である。さらに両者とも肩の辺りに桜の紋様が白く染め抜かれている。歌麿の画風の洗礼を受けた太夫らの顔付きが特徴的である。
また芝居関係の仕事に従事したが大成しなかったという。墓所は東京都台東区谷中の玉林寺。法名は松山齢寿信士。
息子の亀次が3代目鳥居清忠を継いでいる。