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一貫斎 栄尚(いっかんさい えいしょう、生没年不詳)は、江戸時代の浮世絵師。
栄尚は、鳥文斎栄之の門人。姓名不詳。享和頃の絵師。数点の肉筆浮世絵のみが知られる。
代表作として、「遊女一人立図」(東京国立博物館所蔵)、「芸妓図」(出光美術館所蔵)、「三味線と美女図(芸者立姿図)」(光記念館所蔵)、「桜下遊君図」(奈良県立美術館所蔵)が挙げられる。
「芸妓図」は粋と張りを命とする深川芸者を描いており、足元に赤い三味線箱を置いて佃島の見える海際に出て潮風に当たるさまを捉えている。なお、本図の上部には「うちとける たつみの雪や はるの朝」という酒井抱一による賛が添えられている。