琴風舎豊麿

(きんぷうしゃ とよまろ)

琴風舎 豊麿(きんぷうしゃ とよまろ、生没年不詳)は、江戸時代の浮世絵師。

来歴

喜多川歌麿の門人。琴風舎と号した。寛政期に主に肉筆美人画を描いた。他に、寛政3年(1791年)に七珍万宝作の黄表紙『御請合戯作安売』2巻と、樹下石上作の黄表紙『福徳入紋三津引(ふくとくにいるもんのみつひき)』2巻の挿絵を手がけている。「遊女と禿図」に描かれた美人を見ると、歌麿、勝川春潮の影響が見られる。

作品

  • 「遊女と禿図」 紙本着色 光記念館所蔵

琴風舎豊麿の作品所蔵美術館