川島叙清

(かわしま のぶきよ)

川島 叙清(かわしま のぶきよ、生没年不詳)は、江戸時代の京都の浮世絵師。

来歴

西川祐信の門人。信清とも称す。京都の人。正徳(1711年 - 1716年)から享保(1716年 - 1736年)頃、浮世草子の挿絵などを描いた。画風は初期の西川祐信風であった。

正徳5年(1715年)刊行の随筆『それそれ草』3巻3冊などの挿絵を描いたことで知られる。その他に正徳年間刊行の江島其磧作の浮世草子『諸分床軍談』5巻5冊の挿絵を描いたり、正徳4年(1714年)刊行の浮世草子『新橋姫物語』5冊や享保2年(1717年)刊行の艶本『遊色置時計』1冊、艶本『好色床秘密(こうしょくとこひみつ)』3冊などを著したりしている。

川島叙清の作品所蔵美術館