松好斎半兵衛

松好斎 半兵衛（しょうこうさい はんべえ、生没年不詳）は、江戸時代の大坂の浮世絵師。

来歴

流光斎如圭の門人。姓･不明、通称･半兵衛。狂歌名･戯場好人。大坂、島之内、清水町に住む。寛政から文化年間にかけて、良く師風に倣って、役者絵を描き、なかでも特に似顔絵を得意とした。

細判の一枚摺や、大首絵に特色があり、また、肉筆画にも佳作が見られる。絵入り根本（ねほん）や、絵本も手がけており、『戯場楽屋図会』（寛政12年刊行）、『俳優児手柏』、『拳角力図会』などが知られている。

門人に、春好斎北洲らがいる。

来歴

• 「美人観月図」　絹本着色　熊本県立美術館所蔵