菱川友幸

(ひしかわ ともゆき)

菱川 友幸(ひしかわ ともゆき、生没年不詳)は、江戸時代中期の浮世絵師。

来歴

師系不詳。鈴木春信系かといわれる。姓は菱川あるいは芳川(よしかわ)かとされる。明和(1764年 - 1772年)から安永(1772年 - 1781年)の頃に鈴木春信風の絵暦を描いている。

明和2年(1765年)の絵暦「見立琴高仙人」及び翌明和3年(1766年)の絵暦「見立卒都婆小町」には、「友幸工」という落款がある。また、安永7年(1778年)刊行の自画作の黄表紙『其数々酒の湊(そのかずかずさけのみなと) 』3巻において、芳川友幸と記されている。

『原色浮世絵大百科事典』第2巻では、「友幸」の読み方を「ゆうこう」としている。

菱川友幸の作品所蔵美術館