全国の美術館の情報や絵画・彫刻・アートなど芸術作品と画家・作家の紹介
近藤 勝信(こんどう かつのぶ、生没年不詳)は、江戸時代初期の浮世絵師。
師系不詳であるが、鳥居清信の門人かとされる。享保期に、漆絵8点、赤本1点、肉筆画8点が知られている。赤本は享保8年(1723年)に刊行された西村重長著作の『吉原むかし絵本』1冊の挿絵である。
勝信の画風は同時期の近藤清春、鳥居派、奥村政信、奥村利信、西村重長に近いもので、全くの浮世絵派の絵師であるといえる。先行する近藤清春や近藤清信との関係も当然考慮されうるが、今は未定である。ただし、懐月堂派風ではないため、梅祐軒勝信とは別人である。