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叢 豊丸(くさむら とよまる、生年不明 - 文化14年4月25日(1817年6月9日))は、江戸時代の浮世絵師。
歌川豊春及び葛飾北斎の門人。姓名不詳。叢豊丸、寿亭と号す。初めは、豊春の門人であったが、後に北斎の門人となった。
北斎が、勝川春朗を名乗っていた時期(1779年-1794年)に入門している。そして、寛政6年(1794年)頃に春朗を襲名、前豊丸春朗、または2代目勝川春朗と号した。
天明から寛政にかけて、役者絵、玩具絵、芝居絵本、洒落本などを描いている。特に、天明9年(1789年)刊行の洒落本『駅路風俗 双床満久羅』1冊(山手山人作)の挿絵は、良く知られている。「豊丸」落款の肉筆浮世絵は、若干知られるが、「春朗」襲名後の肉筆作品は見られない。