全国の美術館の情報や絵画・彫刻・アートなど芸術作品と画家・作家の紹介
栄烏(えいう、生没年不詳)は、江戸時代の浮世絵師。
栄烏は、鳥文斎栄之の門人。姓名不詳。寛政期に、鳥高斎栄昌風の大判錦絵が3点と、狂歌本の挿絵1点のみ知られる。錦絵は、全て大首絵である。
代表作として「青楼美人合 五明楼文越」(中右瑛コレクション)、「郭中美人競 角玉屋小紫」(中右瑛コレクション)が、挙げられる。もう1点は「青楼美人合 角玉屋玉菊」である。
寛政7年(1795年)刊行の狂歌本「狂歌歳旦 江戸紫」(万亀亭花の江戸住撰)に、喜多川歌麿、師である鳥文斎栄之、葛飾北斎らとともに挿絵を描いている。