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玉川 春水(たまがわ しゅんすい、生没年不詳)は、江戸時代中期の浮世絵師。
勝川春章の門人と思われる。江戸の人。安永から天明初期にかけて、勝川春章の影響を受けた役者絵、武者絵、美人画及び2点の咄本などの挿絵を描いている。
代表作として、細判2枚続の役者絵「二代目中村十蔵の与右衛門と初代中村富十郎の累」などが挙げられる。錦絵に見られる落款が春章のものに類似するため、春章の門人であろうといわれる。
版本の作品は、安永9年(1780年)刊行の咄本『大きに御世話』(神真人作)1冊と、天明元年(1781年)刊行の洒落本『無陀物語』(雲樂山人作)1冊の挿絵である。