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歌川 豊秀(うたがわ とよひで、生没年不詳)は、江戸時代中期の大坂の浮世絵師。
歌川豊春の門人。画姓として歌川を使用し、文化から天保の頃に読本、滑稽本、洒落本の挿絵を描いている。
作品として、文化3年(1806年)刊行の読本『敵討朝妻舟』(手塚兎月作)、文化5年(1808年)刊行の読本『甲賀三郎巌崛語』(手塚兎月作)、文化6年(1809年)刊行の滑稽本『足毛(言+虍+豆+戈)(あしげのこまごと)』(盛田小塩作)の第3編、文政9年(1826年)刊行の滑稽本『鶏が啼東都暁』(盛田小塩作)、天保3年(1832年)刊行の洒落本『窃潜妻(ていけのはな)』(盛田小塩作)が挙げられる。
なお、『甲賀三郎巌崛語』は桂雲斎月秀とともに作画をしている。