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菱川 師永(ひしかわ もろなが、生没年不詳)は、江戸時代初期の浮世絵師。
菱川師宣の次男。通称・沖之丞、作之丞。初め橘町に住んでいたが、後に村松町2丁目に移ったといわれる。一説には、橘町と村松町2丁目は同じ場所であるともされる。
父・師宣に絵を学んで、元禄(1688年-1704年)頃に、江戸で肉筆画を描いていたと推定されている。作品は極めて少ない。兄・菱川師房が画業を止めた元禄10年(1697年)頃以降、吉左衛門と称した。一説によると、師宣の門人で、師宣の娘ヲイヌの夫ともいわれる。 師永の娘・おさんも絵を描いたといわれる。