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ヴィクトリーヌ・ムーラン(Victorine Meurent, 1844年2月18日 - 1927年3月17日)はフランスの著名なモデルであり、女流画家である。
ヴィクトリーヌ・ムーランは、1844年にパリに生まれる。父親は、ブロンズ像の製作者であった。
16歳のときより、美術モデルの仕事を行う。裁判所でたまたま出会ったことがきっかけで、1862年より、エドゥアール・マネの数作品のモデルとなる。モデル最初の作品であるヴィクトリーヌ・ムーランの肖像画が、ボストン美術館に展示されている。特に、「草上の昼食」と「オランピア」のモデルの仕事は、有名である。エドガー・ドガのモデルも勤める。
彼女自身も、美術に興味を示し、油絵の作品を作成している。1876年に、サロン・ド・パリで、彼女の作品が展示され批評家賞を受賞している。その後も、サロン・ド・パリで彼女の作品が展示されている。唯一残っているのが、2004年に発見された油絵 "Le jour des rameaux"である。
1927年3月17日に死去する。