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ジャン・メッツァンジェ(Jean Metzinger、1883年6月24日 - 1956年11月3日)は、フランスのキュビスムの画家。フランス・ナントに生まれる。
新印象派、フォーヴィスム等を経由して、キュビスムに至る。
ピュトー・グループに属し、1912年には、セクションドールを結成した。同年には、アルベール・グレーズと共同で、キュビスムの理論書である『キュビスムについて (Du Cubisme)』を著す。その後、ノイエ・ザッハリッヒカイト的な作品など、具象に回帰した時期もあった。
ピカソとブラックのキュビスム作品とは異なり、色彩およびデザイン性に富んだ作品を制作した。上記のような、キュビスム以外の分野の作品を描いていることからも予想されるように、キュビスムにしては、具象性が比較的明確な作品が多く存在する。このことは、キュビスムの普及に貢献することになった一方で、グレーズとともに、キュビスムを装飾的な絵画に堕落させた、世俗化させた、というような批判を受けることもあり、賛否相半ばする。このこともあって、日本では、あまり紹介されることがない。