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ピエール・オーギュスト・コット(Pierre Auguste Cot, 1837年2月17日 - 1883年7月)はフランスのアカデミック絵画の画家。
コットはベダリュー(en:Bédarieux)に生まれ、最初にトゥールーズの美術学校で学んだ後、パリに行き、レオン・コニエ(en:Léon Cogniet)、アレクサンドル・カバネル、ウィリアム・アドルフ・ブグローの下で勉強した。1870年代から、コットの人気は急上昇し、1874年にはレジオンドヌール勲章のシュヴァリエを受勲した。
コットの作品のいくつかは今でも人気が衰えず、その中でも有名なのが、ブランコに揺れる恋人2人を描いた『春』、それに『嵐』である。この2作は最近までニューヨークのメトロポリタン美術館にかかっていた。
コットは肖像画でも有名だが、実は作品の大部分が肖像画で、『嵐』のような不朽の造形作品はむしろ稀である。
コットの作品の多くはパリのルーヴル美術館のコレクションの中にある。