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エミール・シェフネッケル(Claude-Émile Schuffenecker、1851年12月8日 - 1934年7月31日)はフランスのポスト印象派の画家、美術教師、美術品収集家。ゴーギャンとも親交があり、また、ゴッホ作品の最初の収集家のうちのひとりであった。
1889年には、カフェ・ヴォルピーニでの作品展示の実現に助力した。シェフネッケルの死後、彼自身の作品はあまり高く評価されてはおらず、さらに1920年代後半からは、ゴッホやセザンヌらの作品に筆を入れた、又は贋作を制作したのではないかと疑われ非難されることもあった。これらの疑惑については未だ論争があるものの、はっきりとした結論は出ていない。
フランス、オート=ソーヌ県に生まれる。父はエミールが2歳のときに亡くなる。未亡人となった母と弟とともに、パリにほど近いムードンに移る。ムードンには母の親類が住んでおり、母はそこで洗濯婦の職に就く。その後、母方のおば夫妻の手で育てられパリのラ・サール会で教育を受けたのち、おじの事業を手伝うようになる。
ゴーギャンとは、美術学校アカデミー・コラロッシ(Académie Colarossi)で学んだ友人であった。ゴーギャンは1887年11月頃、一時シェフネッケル家に寄宿していたことがあり、ゴーギャンによる「シェフネッケル家」という絵画が残されている。エミール・ベルナールとも親交があった。