ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール

(Louis Jacques Mandé Daguerre)

ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(Louis Jacques Mandé Daguerre、1787年11月18日 - 1851年6月10日)は、フランスの画家、写真家。写真を発明した人物として知られる。

写真の研究を行う前は、パリで舞台背景画家・パノラマ画家・ジオラマ作家として活躍していた。

同じ画家で先に写真研究を開始していたニセフォール・ニエプスとともにカメラの研究を開始。ニエプスは1826年に最初の写真術であるヘリオグラフィーを発明し、世界最初の写真を残しているが、露光時間8時間ととても長く、実用化できるものではなかった。

(サザビーズで1825年撮影のニセフォール・ニエプスの写した「馬を引く男」ー17世紀のオランダ彫刻の再現ーが新たに見つかり、写真の起源年代には一波乱起きそうである。)

 

ダゲールはニエプスの死後も研究を続け、1839年に銀板写真を発表した。このカメラは発明者の名前をとってダゲレオタイプと呼ばれ、露光時間を最終的には1-2分にまで抑えることに成功し、肖像写真の撮影も容易なものとなった。

ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールの作品所蔵美術館