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ピエール=ポール・プリュードン (Pierre-Paul Prud'hon, 1758年4月4日 - 1823年2月16日)は、フランスの画家。神話・寓話を元とした絵画・肖像が有名である。
クリュニーで生まれる。16歳の時ディジョンのフランソワ・ドヴォージュの絵画学校に入学。1780年にパリへ出てきた。1782年にイタリアに留学し、レオナルド・ダ・ヴィンチやコレッジョに傾倒。帰国後はパリに滞在し、フランス革命中は革命派に荷担した。初期は生活のためにデッサンや肖像画を描いた。
彼の作風は明らかに新古典主義に影響されているが、ロマンティックな情趣を含み、優美な感覚と甘美な色彩感を持っていた。彼のキアロスクロ(Chiaroscuro、イタリア語で光と闇。)の技術で人物と背景とをはっきりと浮かび上がらせるやり方は、スタンダール、ウジェーヌ・ドラクロワ、ジャン=フランソワ・ミレー、シャルル・ボードレールら芸術家に高く評価されていた。
活動が盛んだったのは、フランス第一帝政時代以後であって、マルメーゾンの庭に腰掛けるジョゼフィーヌなど、多くの代表作を残した。パリで没し、ペール・ラシェーズ墓地に埋葬された。