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美ヶ原高原美術館は、4万坪の敷地におよそ350点の現代彫刻を常設展示した彫刻美術館。標高2000m、八ヶ岳中信高原国定公園の北東部、ビーナスライン終点にある。1981年に開館。
屋外展示場や、絵画館・光の美術館・こども美術館の室内展示、美術館オリジナルグッズや信州の特産品などが買えるショップ、季節の山の素材を使った信州の味が楽しめるレストランなどの施設がある。
屋外展示場では、広大な敷地に、光も風も刻々と姿を変える大自然の中で、およそ350点の現代彫刻が常設展示されている。
高さ18mの4本の柱とステンレスの球体を使った「マイ・スカイ・ホール」、直径2mを超す円筒を使った総重量36tにもなる「イリアッド・ジャパン」、高さ308㎝の巨大な「親指」など作品のスケールの大きい。
春から秋にかけてレンゲツツジ、ハクサンフウロ、マツムシソウなどが咲き、美ヶ原高原全体ではおよそ200種類もの高山植物が咲く。
絵画館では、所蔵作品の中から国内外の名作、優品を展示している。また、さまざまな企画展を開催。光の美術館では、ライト・アートの紹介や光と音を呼応させる演出など"光"をテーマにした展覧会を開催している。
こども美術館には、小学生以下の子供たちが自由に中に入って遊ぶことのできる彫刻「しゃぼん玉のお城」や「モグラパイプ」などがある。
美術館の一番高台に建つビーナスの城は、ヨーロッパの中世の古城を思わせる展示場。古代ギリシャ彫刻「ミロのヴィーナス」を中心に六体のヴィーナス像を始め、ダヴィデ像、アポロ像などを展示している。
いずれもイタリアの大理石の産地カラーラで制作された模刻作品。屋上からは日本アルプスや八ヶ岳、浅間山、富士山まで360度の眺望が楽しめる。
開館期間中 無休(開館期間 4月下旬~11月中旬)
大人 1000円
大学生・高校生 800円
中学生・小学生 700円
(土曜は保護者同伴の小・中学生は無料)
4万坪の敷地におよそ350点の現代彫刻を常設展示。絵画館、光の美術館、こども美術館などの室内展示もある。
井上武吉《マイ・スカイ・ホール(天をのぞく箱)》コールテン鋼
アレクサンダー・リーバーマン《イリアッド・ジャパン》鉄
新宮晋《星のコンパス》鉄
新谷琇紀《愛のモニュメント》ブロンズ
セザール(セザール・バルダッチーニ)《親指》大理石
ベルンハルト・ルジンブール《スズメヲウツノニタイホーヲモチダス》鉄
パブロ・ピカソ《みみずく》
パブロ・ピカソ《鳩》
鴨居玲《アコーデオン》