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IIDA・KANは飯田善国(飯田善國)の作品を展示している美術館。(株)ハーモニック・ドライブ・システムズ穂高工場内にある。2000年(平成12年)に開館。
戦後の日本を代表する独創的な彫刻家飯田善国の出発点、油彩による絵画を中心に収蔵・展示している。
積雪の多い穂高の自然環境の中で、樋なしに雨水が一ヵ所に流れ落ちるように構想された二葉の屋根の組み合わせがを特徴の建物。巨大な彫刻作品「SCREEN-CANYON」を展示する彫刻展示室と絵画展示室に分かれ、いずれも自然光がとりこまれている。
飯田 善国(いいだ よしくに、1923年 - 2006年)は、日本の彫刻家、現代美術家、詩人。栃木県足利市生まれ。慶應義塾大学在学中に徴兵され中国を転戦した。帰国後、東京藝術大学に入学。表現主義的な絵画で彼なりのリアリズムを築き上げようとした。
ぞの後、ローマ留学で抽象彫刻に衝撃を受けて彫刻制作に転じ、ウィーンやベルリンなど主に欧州で活躍し、木彫などで各地の展覧会に出展した。やがて素材は重い情念を感じる木から、より軽やかな印象の金属へと変化した。
日本に帰国後、抽象造形やステンレスを使ったパブリック・アートを各地の公共建築などに設置、詩の制作や版画の制作、美術評論家として活動した。
無休
無料
飯田善國(飯田善国)の作品を展示している。