水野美術館
水野美術館(Mizuno Museum of art)は、長野県の長野市にある日本画の美術館。2002年に開館。長野市内できのこ生産を営むホクトを経営する実業家である水野正幸が長年かけて収集した絵画をもとに設立。
水野コレクションは、東京美術学校(現、東京藝術大学)を開校した、フェノロサと岡倉天心に共鳴した、橋本雅邦や、その下で育った横山大観、下村観山、菱田春草ら近代日本画を形成した巨匠たちの作品を系統立てて収集、現在約400点を収蔵している。
特に、地元信州の飯田市出身である菱田春草については作品収集に力を入れ、盟友として知られる横山大観との合作も含めると32点を所蔵しており、全国一のコレクションとなっている。
その他、杉山寧、奥田元宋、加山又造、髙山辰雄など戦後に活躍した作家たちや、上村松園、鏑木清方、伊東深水らの美人画も充実、幅広い魅力をもった日本画の世界を堪能することができる。
収蔵作品は毎年テーマを設け4~5回展示替えをして展示。またワークショップや、レクチャーなど教育普及活動も活発に行っている。
- 名称
- 水野美術館(みずのびじゅつかん)
- 開館時間
- 3月−10月は9:30−17:30
11月−2月は9:30−17:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)
年末、展示替日
※企画展会期中は無休
- TEL
- 026-229-6333
- FAX
- 026-29-6311
- 関連サイト
- 公式サイト(外部リンク)
- 入場料
一般 800円(700円)
中高生 600円(500円)
小学生 300円(200円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※企画展は特別料金
- 所在地
- 〒380-0928
長野県長野市若里6-2-20
水野美術館 展示品
- 池上 秀畝 《盛夏》
- 池上 秀畝 《歳寒三友》
- 池田 蕉園 《灯ともし頃》
- 池田 輝方 《木挽町芝居茶屋(編笠茶屋)》
- 伊藤 小坡 《美人納涼之圖》
- 伊東 深水 《春雪の宵》
- 岩橋 英遠 《夕空》
- 上村 松園 《夕べ》
- 上村 松園 《かんざし》
- 大山 忠作 《朝陽群鶴図》
- 奥田 元宋 《上高地》
- 加倉井 和夫 《蔦の秋》
- 堅山 南風 《紅葉鶺鴒》
- 勝田 蕉琴 《水墨山村驟雨》
- 加藤 東一 《山湖白日》
- 鏑木 清方 《大川の虹》
- 加山 又造 《白い太陽》
- 川合 玉堂 《月下鳴鹿》
- 川合 玉堂 《四季山水図》
- 菊池 契月 《落花》
- 菊池 契月 《流鏑馬図》
- 木村 武山 《鶴》
- 小泉 智英 《顔振峠》
- 児玉 希望 《雙鶴圖》
- 児玉 希望 《烏鷺》
- 西郷 孤月 《月下飛鷺》
- 西郷 孤月 《夏景山水嵐之図》
- 佐藤 太清 《佳日》
- 下村 観山 《春秋》
- 下村 観山 《帰去来》
- 真道 黎明 《春秋花鳥図屏風》
- 杉山 寧 《雪旦》
- 髙山 辰雄 《氣漲る》
- 竹内 邦夫 《渚》
- 土屋 礼一 《春の山》
- 中島 千波 《不二》
- 中村 貞以 《鏡獅子》
- 中村 正義 《遠望》
- 橋本 雅邦 《鶴亀仙人(黄安・王子喬図)》
- 橋本 雅邦 《紅葉白水》
- 橋本 明治 《実》
- 菱田 春草 《双美摘草》
- 菱田 春草 《渓間之秋》
- 菱田 春草 《朝之牡丹》
- 菱田 春草 《月下狐》
- 菱田 春草 《富士に龍》
- 平松 礼二 《雨後の花》
- 平山 郁夫 《流沙月光》
- 松尾 敏男 《春爛漫》
- 松林 桂月 《玉堂富貴錦鶏鳥》
- 室井 東志生 《青翳》
- 山口 蓬春 《白梅》
- 山本 丘人 《紅葉の季》
- 横山 大観 《無我》
- 横山 大観 《浪高し》
展示画家(水野美術館)