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酒蔵美術館は、約100年前に建築された酒蔵の一部を改良し、アート・ギャラリー「ギャラリー玉村本店」として、日本画を中心とした玉村本店代々のコレクションを展示している。1996年に開館。
1805年創業の歴史をもつ地酒縁喜と志賀高原ビールの蔵元で、約100年前の酒蔵を再生した展示場には、伊藤深水、福田平八郎、山口華楊、上村松篁など、酒が縁で当地を訪れた作家の作品が展示されている。
この地は、戦前から風光明媚なこともあり横山大観等が画室を構えたり、白州次郎・正子といった人々が保養に訪れたりした場所。無料の試飲コーナーや酒蔵見学コーナーがあり、味覚の楽しさも味わえる。
コレクションには、菊池契月の出世作「近藤重蔵」の六曲一双の大屏風や、伊東深水の信州のスケッチ、富田渓仙の「寿老人図」、土田麦僊の「群鶏」、岡部光邦の「赤不動」などがある。
年中無休
無料
菊池契月「近藤重蔵」六曲一双大屏風
富田渓仙「寿老人図」
土田麦僊「群鶏」
岡部光邦「赤不動」