智内兄助
(ちない きょうすけ)
智内 兄助(ちない きょうすけ、1948年 - )は愛媛県今治市(旧越智郡波方町)出身の洋画家である。 愛媛県立今治西高等学校、東京芸術大学大学院油画科修了。6人兄弟の末子。
大学在学中から賞を受賞。大学院修了後画家として活動を開始し数々の展覧会・コンクールで受賞を重ねる。国内外で個展を開催するなどし長女をモデルにした耽美な着物姿の童女シリーズで評価を高める。挿絵、ゲームのメインビジュアルなどでも活動する。 暗く妖しい幻想的な画風を特徴としており日本画と間違われることもあるが、主に和紙にアクリル絵具でハッチング技法で描いており油彩画も描く。
ジャズトランペッターの近藤等則とは中学高校の同級生で友人。
出版
- 「智内兄助画集」求龍堂グラフィックス社 1987年
- 「智内兄助『蔵』挿絵画集」毎日新聞社 1993年
活動
- 「藏」宮尾登美子著(1992年3月-1993年4月、毎日新聞朝刊連載小説挿絵)
- 文庫「死国」坂東眞砂子著(1996年、表紙イラスト)
- 文庫「末枯れの花守り」菅浩江著(2002年、カバーイラスト)
- ゲーム「九怨 -kuon-」 (2004年、メインビジュアル)
- 絵本「ぼくがうまれた音」近藤等則文(2007年、絵本イラスト)
受賞歴
- 1971年 「シェル美術賞展」佳作賞
- 「日仏現代美術展」フィガロ1席、2席、特別賞
- 1978年~81年 「ビブリオテック・デ・ザール賞」2席
- 1985年 「デッサン大賞展」大賞
- 1986年 「リキテックス・ビエンナーレ」リキテックス賞
- 1987年~1990年 「安井賞展」特別賞・佳作
- 1988年 「日本青年画家展」優秀賞
- 1992年 「両洋の眼─現代の絵画展」眼推奨
智内兄助の作品所蔵美術館