中村英夫

(なかむら ひでお)

中村 英夫(なかむら ひでお、1929年 - )は現代日本を代表する洋画家の一人。北海道、信州など、日本の各地の渓流、海、民家、富士を写実的なタッチで描く。大自然の静寂の一瞬を綿密に描きあげている。

東京都出身。明治大学政経学部卒。

略歴

現在の東京都中央区入船で生まれる。名付け親は、書物研究家・「書物展望社」の齋藤昌三であった。

明治大学卒業後、秋田書店に創業時に入社、その後退社し、中本達也(元多摩美術大学教授、第3回安井賞受賞者)と舞台美術の仕事に携わる。

その後、挿絵画家となり、交友関係は山川惣治らであった。漫画原作者・梶原一騎と組み、少年漫画誌に連載する。出版物としては小学館刊行世界名作シリーズ、朝日ソノラマ、講談社、集英社、ポプラ社などの児童向け単行本、福音館書店の絵本、少年、少年サンデー、少年マガジン、少年キング、少年チャンピオン、明星、平凡等に連載していた。1969年、少年週間漫画誌少年ジャンプの創刊号の表紙の絵を描く。

1970年代より、洋画家に転業。1972年より、「海と山の空展」、「精鋭作家展」、「新自然展」などを開催。1975年、自然協会設立。

日本美術家連盟会員。全国の小田急、東武、そごう、三越、東急、西武、松坂屋、などのデパート・百貨店で個展を開催している。

中村英夫の作品所蔵美術館