大津英敏

(おおつ えいびん)

大津 英敏(おおつ えいびん、1943年 - )は日本の洋画家。日本芸術院会員、多摩美術大学教授、独立美術協会会員。学生時代は山口薫に師事。初期の頃は師の影響下の作品や毬シリーズと呼ばれる作風だった。

娘の誕生を機に彼女をモデルに描きはじめる。バルテュスの影響があるといわれている。家族を題材にした淡い色調の作品が多い。近年では風景画に取り組みはじめた。 渋谷駅構内の壁画にもなっている。

年譜

  • 1943年 - 熊本市に生まれる。出身は大牟田市とされるが、これは後の転居によるものである。
  • 1969年 - 東京芸術大学大学院(山口薫教授)修了
  • 1971年 - 第39回独立展で独立賞受賞
  • 1979年 - 家族を伴って渡仏
  • 1981年 - 帰国
  • 1983年 - 第26回安井賞受賞(「KAORI」)
  • 1988年 - 大津英敏展開催
  • 1989年 - 多摩美術大学教授就任
  • 1993年 - 第11回宮本三郎賞受賞(「宙・そら」)
  • 2005年 - 第28回損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞
  • 2007年 - 日本芸術院賞

大津英敏の作品所蔵美術館