世田谷美術館

世田谷美術館は東京都世田谷区の砧公園のなかにある美術館です。建築家内井昭蔵の代表作であり、内井はこの作品で毎日芸術賞・日本芸術院賞を受賞しています。

四季折々の変化が美しい、緑豊かな東京都立砧公園の一角に位置します。恵まれた自然環境を生かしたリラックスできる空間の中で、"芸術とは何か"といった 根源的なテーマのもと、分野に偏らない、幅広い視野で企画される展覧会や催し物、講座など様々な活動をとおして、芸術との出会いの場を提供しています。

コレクションは、近現代の作品を中心に、日本国内はもちろん、海外の作品など合わせて約10,000点の美術作品。なかでも、「素朴派」など国内外の近現代の作品や、「世田谷区ゆかりの作家」の作品を多数収蔵しています。

また、美食家で、書、器といった様な分野で才能を発揮した北大路魯山人の作品も充実したコレクションとなっています。

素朴派

「素朴派」と呼ばれた作家の作品では、素朴派を代表する作家のひとり、税関吏で、ルーブル美術館などへ通って独学で絵の勉強をし、独特な画風の作品で知られるアンリ・ルソー、イタリアの靴職人のオルネオーレ・メテルリなどの作品を収蔵。素朴派は、独学を基本とし、独自の表現世界をつくりあげています。その他、芸術の原点を問う作品を中心に、近代から現代までの優れた美術作品を収集しています。

世田谷ゆかりの作家

関東大震災以降、広いアトリエを求め、世田谷区に様々な文化人が、移り住みました。彫刻家の菊地一雄佐藤忠良舟越保武本郷新柳原義達、画家の牛島憲之須田寿難波田龍起向井潤吉らがメンバーの「白と黒の会」など作家同士の交流もさかんでした。

二紀会の中心的存在の一人であった画家、宮本三郎も世田谷にアトリエがありました。世田谷美術館には絶筆「假眠」を含む約3000点にのぼる宮本三郎の作品を収蔵しています。絵画、彫刻、工芸、版画、写真など幅広い分野の世田谷ゆかりの作家の作品を収集しています。

名称
世田谷美術館(せたがやびじゅつかん)
開館時間
10:00−18:00 (入館は閉館の30分前まで)
休館日

月曜日(祝日の時はその翌日)
年末年始(12月29日-1月3日)
ただし、展示替の期間中は、企画・収蔵品展示室の両方を閉める場合があります

TEL
03-3415-6011
FAX
157-0075
関連サイト
公式サイト(外部リンク)
入場料

収蔵品展

一般 200円
大高生 150円
小中生 100円
65歳以上 100円
※中・小生は土曜、日曜、休日、及び夏休み期間が無料

企画展

規模内容等に応じてその都度設定

所在地
〒157-0075
東京都世田谷区砧公園1-2

世田谷美術館 展示品

  • アンリ・ルソー 「フリュマンス・ビッシュの肖像」
  • ジャン=ミシェル・バスキア 「See」
  • オルネオーレ・メテルリ 「楽師と猫」
  • ジャン・デュビュッフェ「砂丘のアラビア人と荷を積んだラクダ」
  • ジェームズ・タレル「非日常の光景(テレフォンブース)」
  • マックス・エルンスト 「ヤヌス」(ブロンズ像)
  • ジョアン・ミロ 「人と鳥」(ブロンズ像)
  • デイヴィッド・ホックニー 「大仏#8」(コラージュ)
  • 草間彌生 「君は死して今」
  • 長谷川潔 「奇術」
  • 山下清 「晩秋」
  • 片岡球子 「面構」
  • 横尾忠則 「青い沈黙」
  • 荒木経惟 「さっちんとマー坊」
  • 高山辰雄「星辰」
  • 稗田一穂「雪止む」
  • 吉田善彦「武蔵野月の出」
  • 牛島憲之「水門(水辺)」
  • 難波田龍起「生の記録2」
  • 宮本三郎「浅草の踊子」
  • 向井潤吉「雨後千曲川」
  • 村井正誠「四つのパンチュール №1」
  • 森芳雄「人々」
  • 山口薫「矢」
  • 向井良吉「蟻の城」
  • 北大路魯山人 「天上天下唯我独尊」
  • 北大路魯山人 「年魚図」
  • 北大路魯山人 「清泉」

展示画家(世田谷美術館)