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大倉集古館は、東京都港区虎ノ門二丁目にある、日本・東洋の古美術が中心の私立美術館である。
国宝に指定されている『木造普賢菩薩騎象像』(平安時代)、『古今和歌集序』(平安時代)、『紙本淡彩随身庭騎絵巻』(鎌倉時代)や重要文化財の久隅守景筆『紙本著色賀茂競馬宇治茶摘図』、狩野探幽筆『紙本著色鵜飼図』、尾形乾山作・尾形光琳画『寿老図六角皿』を収蔵している。
明治から大正期にかけて大きな財をなした実業家大倉喜八郎が、長年に亘って収集した古美術・典籍類を収蔵・展示するため、大正6年(1917年)に財団法人大倉集古館として大倉邸の敷地の一角に開館したもので、日本最初の私立美術館である。
開館からまもない大正12年(1923)、関東大震災によって当時の展示館と一部の展示品を失い、一時休館を余儀なくされた。昭和3年(1928年)、建築家伊東忠太の設計による耐震耐火の中国風の展示館が完成し、再開した。喜八郎の長男・大倉喜七郎も近代日本画などの収集品を館に寄贈している。
大倉邸跡に喜七郎により建設されたホテルオークラ本館と隣接している。財団法人大倉文化財団が運営しており、日本絵画、能面、能装束などの美術品約2000点と漢籍約35000冊を所蔵し、年間5回ほどの企画展を開催している。
月曜日(休日の場合は開館)
年末年始、展示替期間
大人 800円 (1,000円)
大学生・高校生/シニア(65歳以上) 500円 (800円)
小・中学生 無料
※( )内は特別展料金
※20名様以上の団体は料金100円引き
※土・日曜日については、高校生以下の児童・生徒ならびに同伴の両親・教師は無料となります。