工藤甲人
(くどう こうじん)
工藤 甲人(くどう こうじん、1915年7月30日 - )は青森県弘前市生まれの日本画家。自然の昆虫や小動物、植物の葉などを繊細な描線で描き、その周りを群青などの単色の岩絵具で色面を大きく取り、装飾的に感じるような構図が特徴とされる。2002年に神奈川県県庁に飾ってあった工藤の作品が盗難の被害に遭う。
年譜
- 1915年7月30日、青森県弘前市に生まれる。本名儀助(読み方 ぎすけ)。
- 1934年 川端画学校日本画科に入学
- 1951年 第1回新制作協会日本画部新作家賞受賞
- 1956年 第6回新制作協会日本画部新作家賞
- 1963年 神奈川県立近代美術館賞、翌年に現代日本美術展優秀賞
- 1971年 東京芸術大学助教授に就任(同校で1978年から1983年まで教授)
- 1982年 美術文化振興協会賞
- 1988年 芸術選奨文部大臣賞
- 1989年 勲四等旭日小綬章受章
- 1992年 毎日芸術賞受賞
- 1996年 弘前市名誉市民
現在創画会会員、東京芸術大学名誉教授、沖縄県立芸術大学客員教授。
代表的な作品
- 『示現』 紙本・彩色・額(1面)116.5×79.9cm 1976年 など。
工藤甲人の作品所蔵美術館