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ポーラ美術館は、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原にある私立美術館である。財団法人ポーラ美術振興財団が運営している。館長は植木浩。
樹齢300年のブナの巨木やヒメシャラ群生が周囲に育つなど、国立公園内に位置するため、美術館の建物は環境・景観保護の観点から、主要部分が地下に構築されている。
ポーラ化粧品で知られるポーラグループのオーナーであった鈴木常司が数十年に亘って収集した美術品約9500点を展示するため、2002年9月に開館した。
収集品の中核を成すのは19世紀以降の西洋絵画および近代日本絵画で、五つある展示室のうち3室がこれらの絵画にあてられている。残り二つの展示室のうち1室は中国および朝鮮半島の陶磁器、1室は化粧道具のコレクションにあてられている。
西洋絵画は、主要な画家の作品は一通り揃っており、日本でも屈指のコレクションである。中でもモネの絵画19点、ルノワールの絵画13点、ゴッホの絵画3点と点数も多い。
中国陶磁は、他の大コレクション(東京国立博物館の横河コレクションや、大阪市立東洋陶磁美術館の安宅コレクションなど)に比べ、数の点では一歩譲るが、質の面では決してひけを取らないものであり、国の重要美術品認定物件も4点含まれている。
化粧道具のコレクションは、エミール・ガレの香水瓶など化粧品メーカーのポーラにふさわしいものであるとともに、日本では他でほとんど見られない珍しいコレクションである。
年中無休(展示替の為、臨時休館あり)
企画展・常設展共通
大人 1,800円(1,500円)
シニア割引(65歳以上) 1,600円(1,500円)
大学生・高校生 1,300円(1,100円)
中学生・小学生 700円(500円)
障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名様まで) 1,000円
※中学生・小学生は土曜日無料
※( )内は20名以上の団体料金