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鏑木清方記念美術館は、近代日本画の巨匠鏑木清方の作品を展示している美術館。古都鎌倉の閑静な住宅地の中にある和風建物が端正なたたずまいの建物で、鏑木清方の終焉の地、鎌倉雪ノ下の旧居跡に建てられた。平成10年に開館。
徳川慶喜、曲亭馬琴、江戸美人など江戸に生きた人々、江戸の文学、江戸風美人を題材として描いた作品など、江戸の佇まいが感じられる作品45作品51点を収蔵・展示している。
鏑木清方は、自宅の庭に好みの草花を植え、四季のうつろいを楽しんでいた。それらの草花を今も庭園として美術館でみることができる。季節によりあじさいや水仙、モミジなどが楽しめる。
鏑木 清方(かぶらき きよかた 1878年 - 1972年)は明治~昭和期の日本画家。近代日本の美人画家として上村松園、伊東深水と並び称せられる。
作品は風景画などはまれで、ほとんどが人物画であり、単なる美人画というよりは明治時代の東京の風俗を写した風俗画というべき作品が多い。
挿絵画家出身で、浮世絵の流れもくむ清方の画風は、全体の画面構成などには浮世絵風の古風なところもあるが、人物の容貌だけでなく内面の心理まで描き尽くす描写には高い技量と近代性、芸術性が見られる。
月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日を休館)
年末年始
展示替・特別整理期間など
収蔵品展
一般 200円
小・中学生 100円
特別展
一般 300円
小・中学生 150円
鏑木清方《朝涼》
鏑木清方《一葉女史の墓》
鏑木清方《朝夕安居》
鏑木清方《にごりえ》
鏑木清方《註文帖》