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箱根 武士の里美術館は室町から江戸時代末期の甲胄や刀、蒔絵に茶道具などの武家工芸美術品を集めた、箱根で唯一の美術館。
コレクションの刀剣・槍は新々刀~古刀迄、日本一の大太刀(据共約2m)銘:三条宗近、徳川秀忠(二代将軍)佩用の大太刀 銘:吉岡一文字、胴田貫の大身の槍(据共3.5m)銘:胴田貫兵部、固山宗次 固山宗俊(山田吉豊太々切銘入)相州広次(紀州家伝来)、兼元(関の孫六)相州綱広など。
鎧・兜は幕末期~鎌倉期迄の甲冑・具足、大鎧、大名鎧、当世具足等、武士の戦場晴れ着を常時20領以上展示。
新撰組コーナーでは池田屋切込み時使用の鎖帷子、鎖胴衣、がんどう、鉢金入りはちまき、額兜等を展示。また6番隊組長井上源三郎の遺品3点;加賀製腹当・鎖帷子・六枚金額当を展示。
他にも鉄砲・弓矢、武家御道具類、茶道具・櫛、浮世絵・美人画など常時500点以上を展示している。
体験着付コーナーでは江戸末期に作成された現代物ではない、ずっしりとした重みのある本物の甲冑を試着できる。
日本の甲冑は、武士が戦場に出陣する際に武士(もののふ)」の晴れ着として着用し、又、身を守るだけでなく、精神的には我が身を鎧う死装束として製作された総合工芸美術品。
武士が自己顕示のため、創意工夫を凝らしめ甲冑師に製作を依頼した各時代の甲冑は、現代では想像の及ばない素晴らしい美術品でもある。
4月~11月(無休)
12月~3月(水・木曜休館 ※祝日開館)
大人 800円
中学生 600円
小学生 400円
室町から江戸時代末期の甲胄や刀、蒔絵に茶道具などの武家工芸美術品を展示。