黒川古文化研究所
黒川古文化研究所は兵庫県西宮市苦楽園にある財団法人の美術文化財研究所。美術品の保存と公開展示を目的に1950年に芦屋市に設立、1974年に現在地に移転した。
収蔵品は、実業家黒川家三代家蔵の日本と中国の美術工芸品を中心とするもので、その数は約8500件にもなる。そのコレクションには国宝2件、国の重要文化財16件(162点)、重要美術品62件(78点)を含む。
貨幣、書画、刀剣など収蔵品の分野は多岐に亘るが、中でも日本刀は質量ともに屈指のコレクションと評価されている。
- 名称
- 黒川古文化研究所(くろかわこぶんかけんきゅうじょ)
- 開館時間
- 10:00−16:00
- 休館日
月曜日
開館期間
春・秋の2週間
- TEL
- 0798-71-1205
- FAX
- 0798-73-4099
- 関連サイト
- 公式サイト(外部リンク)
- 入場料
大人:500円
大学生:300円
高校生:300円
中学生以下 無料
- 所在地
- 〒662-0081
兵庫県西宮市苦楽園三番町14-50
黒川古文化研究所 展示品
展示品は幅広く、国宝、重要文化財、重要美術品も多数、収蔵・展示している。
- 屈指のコレクションと言われている日本刀、鐔や刀装具
- 古墳時代の勾玉や鈴、飛鳥・白鳳時代の代表的な古瓦などの考古遺物
- 平安から室町時代を中心とした和鏡
- 江戸時代の円山四条派を中心とした絵画や慈雲の書
- 貨幣のコレクション、皇朝銭・江戸時代金銀貨など我が国で鋳造された貨幣の大半がそろう
- 江戸時代各地の藩札・蔵米切手
国宝
- 短刀 朱銘貞宗(名物伏見貞宗) (鎌倉時代)
- 短刀 銘来国俊 (鎌倉時代)
重要文化財
刀剣・刀装具
- 太刀 菊御作 (鎌倉時代)
- 太刀 銘備前国長船住景光 〈裏)□□月 日 (鎌倉時代)
- 太刀 銘大和則長作 (鎌倉時代)
- 刀 無銘伝行光 (鎌倉時代)
- 刀 無銘伝行光 (鎌倉時代)
- 太刀 銘国光 (鎌倉時代)
- 刀 無銘長谷部 (南北朝時代)
- 刀 銘慶長九年十一月吉日信濃守國廣作 依賀茂祝重邦所望打之 (安土桃山時代)
- 太刀 銘一 (鎌倉時代)
- 太刀 銘包次 (鎌倉時代)
- 豊干禅師図鐔 銘安親 (江戸時代)
書跡
- 紫紙金字金光明最勝王経 巻第三 (奈良時代)
- 伏見天皇宸翰願文 (鎌倉時代)
絵画
考古資料
- 羽黒山御手洗池出土銅鏡 140面 (平安時代)
- 碧玉製模造品弓矢等 8箇 伝奈良県天理市布留出土 (古墳時代)
その他の美術品
展示画家(黒川古文化研究所)