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養老天命反転地は養老公園内のテーマパーク。荒川修作とマドリン・キンズの作品が公園として存在し、その中に入ってその作品を体験するモダンアート。1995年開園。
約18,000平方メートルの園内はメインパビリオン「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」の2つの部分から構成されている。
「極限で似るものの家」は、建物内の机や壁・天井が上下左右を全く無視した場所に配置されており、視覚的な錯覚を体全体で楽しむ施設である。
「楕円形のフィールド」には、「極限で似るものの家」を分割した9つのパビリオンが点在し、さらに、対をなす丘とくぼみ、148もの曲がりくねった回遊路、大小さまざまな日本列島などがつくられている。
起伏に富んだ地面が不思議な感じに構成されており(通路の床面がいつのまにか壁面となる、など)、これも感覚の不安定さ・危うさを体全体で楽しむことを目的とした施設である。
こうした日常生活では触れる機会の少ない錯覚感、不安定な感覚を体全体で味わうことにより、人間本来の感覚を再確認することを主要なテーマの一つとしている。
「養老天命反転地記念館・養老天命反転地オフィス」には、波打つように傾斜した床、床を反転させた天井、さまざまな高さをもち、家具としても機能する壁など、建築と身体との関係を変える実験的な建築物となっている。
館内には荒川・ギンズによるドローイングやコンピュータグラフィック作品が展示されているほか、養老天命反転地制作に至るまでを荒川修作自らが語るハイビジョン番組も常時放映している。
月曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12/29~1/3)
※荒天の場合は閉園することがあります。
大人 710円
高校生 510円
小中学生 300円
小学生未満 無料