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風景画家として独自の境地を確立し、日本美術画壇を代表する東山魁夷画の版画作品(リトグラフ・木版画など)を展示している。東山魁夷より作品500点余の寄贈を受け、1995年に開館。
館は木曽路の入り口にあり、国道19号線沿いの「道の駅」賤母(しずも)内に立地している。「賤母」の地は、東山魁夷の風景画家としての出発点となったところでもある。
東山 魁夷(ひがしやま かいい、1908年 - 1999年)は、日本の画家。文化勲章受章者。千葉県市川市名誉市民。1947年の第3回日展で「残照」が特選を得たことが転機となり、以降、風景を題材に独自の表現を追求した。
1970年代には約10年の歳月をかけて制作した奈良・唐招提寺御影堂障壁画「黄山暁雲」は畢生の大作となった。これにより国内での知名度と人気が高まり、国民的日本画家とも称されるようになった。
画集のみならず文章家でもあり画文集など、著作は数多い。川端康成とも親交が深かった。
美術学校時代の岐阜県中津川市(旧長野県山口村)でキャンプ旅行の途中、激しい夕立に遇った際に温かいもてなしを受けたことに感謝して、後に約500点の版画を寄贈。この作品の展示施設として「東山魁夷 心の旅路館」が設立された。
毎週水曜日、12月27日~1月5日
310円
東山魁夷の作品を展示。