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岐阜現代美術館は、岐阜県関市にある篠田桃紅の作品を展示する美術館である。
岐阜現代美術財団が所蔵する篠田桃紅の作品約100点を中心とした美術品と鍋屋バイテック会社が所蔵する絵画等の作品約300点などから展示を行っているほか、館内で定期的にコンサートが開催されている。
美術館の建物は鍋屋バイテック会社により1992年に鍋屋バイテック会社の関工園内に建てられた。円筒ドーム型の建物で前にプールなどが配され、1993年度の「日経ニューオフィス推進賞(通商産業大臣賞)」を受賞している。
篠田 桃紅(しのだ とうこう、本名:篠田満洲子、1913年 - )は、日本の美術家。旧満洲国大連に生まれる。五歳頃から父に書の手ほどきをうける。その後、女学校時代以外はほとんど独学で書を学ぶ。
1950年から数年、書道芸術院に所属して前衛書の作家たちと交流を持つが、1956年に渡米。抽象表現主義絵画が全盛期のニューヨークで、作品を制作する。
文字の決まり事を離れた新しい墨の造形を試み、その作品は水墨の抽象画=墨象と呼ばれる。アメリカ滞在中、数回の個展を開き高い評価を得るが、乾いた気候が水墨に向かないと悟り、帰国。以後日本で制作し、各国で作品を発表している。
和紙に、墨・金箔・銀箔・金泥・銀泥・朱泥といった日本画の画材を用い、限られた色彩で多様な表情を生み出す。
万葉集などをしるした文字による制作も続けるが、墨象との線引きは難しい。近年はリトグラフも手掛けている。エッセイストとしての彼女のファンも多い。
日曜日、祝祭日、年末年始
無料
篠田桃紅の作品30点(年3回、展示入換え)