岐阜県美術館
岐阜県美術館(Museum of Fine Arts,GIFU)は、岐阜県が唯一運営している公立の美術館である。1982年(昭和57年)11月開館。
岐阜県出身者やゆかりのある画家(大橋翠石、川合玉堂など)・芸術家の作品を多数収蔵する一方、オディロン・ルドンの作品「眼を閉じて」、「あずまやの下の二人の女」など他多数収蔵していることでも有名である。
展示は常設展示と企画展示があり、企画展示については年に6回程度行われている。
館内にはハイビジョンシアターが設置してあり、美しい画像で色々な番組を観ることができる。ハイビジョンシアターは近年新設される美術館では定番になっているが、ここでは早くから導入し注目を集めた。
庭内には幾多のモニュメントが展示してあり、庭内散策も面白い。また、ミュージアムショップでは書籍やポストカードなどの他に、地元作家の小品や雑貨の販売も行っており、特徴的な品揃えとなっている。
レストランは2007年6月27日に改装が行われ、「桂翠館ミュージアム」がオープンした。展覧会にちなんだ特別メニューが用意されることもある。
- 名称
- 岐阜県美術館(ぎふけんびじゅつかん)
- 開館時間
- 10:00−18:00(入館は閉館の30分前まで)
第3金曜日9:30−21:00(入館20:30まで)
- 休館日
月曜日(祝日の場合その翌日)
祝日の翌日、年末年始
- TEL
- 058-271-1313
- FAX
- 058-271-1315
- 関連サイト
- 公式サイト(外部リンク)
- 入場料
【所蔵品展】
一般 320円(260円)
大学生 210円(160円)
小中高生 無料
※( )内は20名以上の団体料金
【企画展】
展覧会ごとに異なり、その都度決定します
- 所在地
- 〒500-8368
岐阜県岐阜市宇佐4-1-22
岐阜県美術館 展示品
日本画
- 川崎小虎 《うどんげの花を植える女》 1912-16
- 奥村土牛 《犢》 1923
- 川合玉堂 《老松蒼鷹》 1928
- 玉舎春輝 《貴妃追夢》 1926
- 伊東深水 《鏡》 1947
- 前田青邨 《祝日》 1942
- 中川とも 《本朝廿四孝 諏訪神社内だんまり》 1973
- 加藤栄三 《空》 1958
- 加藤東一 《白夜》 1969
- 守屋多々志 《砂に還る(楼蘭に想う)》 1970
- 土屋礼一 《道》 1979
- 日本の洋画
- 山本芳翠 《浦島図》 1893-95頃
- 熊谷守一 《蝋燭(ローソク)》 1909
- 岸田劉生 《自画像》 1914
- 長原孝太郎 《明月》 1930
- 早川国彦 《樹間の放牧》 1943
- 山口薫 《画室の森》 1949
- 村井正誠 《居ならぶ人々》 1969
- 三尾公三 《仮面のステージ》 1996
- 荒川修作 《裏から表へ》 1969
- 李禹煥 《線より》 1977
- 篠田桃紅 《人よ(Ⅱ)》 1988
- 小本章 《seeing 93-53》 1993
西洋画
- オディロン・ルドン 《眼は奇妙な気球のように無限に向かう》 1882《眼をとじて》 制作年不明、「ポール・ゴビヤールの肖像》 1900《オリヴィエ・サンセールの屏風》 1903
- ギュスターヴ・モロー 《ピエタ》 1854
- ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ 《《慈愛》 のための習作》 1893-94頃
- エミール・ベルナール 《ポンタヴァンの市場》 1888
- ポール・ゴーギャン 《ナヴェ・ナヴェ・フェヌア(かぐわしき大地)》 1893-94
- エドヴァルド・ムンク 《マドンナ》 1895-1902
- ジュール・パスキン 《マリエッタの肖像》 1928-29
- ジョアン・ミロ 《人と月》 1950
- ピエール=オーギュスト・ルノワール 《泉》 1910頃
工芸
- 「遊鶴図大皿》 (銅胎有線七宝)明治中期頃
- 各務鑛三 《飾り皿 銘祈り》 1929
- 荒川豊蔵 《唐津風茶碗 銘山ノ端》 1953、「志野茶碗 銘早春》 1982
- 小山冨士夫 《種子島茶碗 銘柴垣》 1977
- 山田喆 《天目釉壷 霞雨霜雪》 1947
- 塚本快示 《青白磁大皿》 1979
- 加藤卓男 《三彩花器 銘爽容》 1990
- 鈴木蔵 《志野茶碗》 1992
- 宗廣力三 《藍地縞に丸文様絣着物》 1985
- 山田光 《塔》 1963
彫刻
- 小清水漸 《作業台-Spoons-》 1991
- 天野裕夫 《重厚円大蛙》 1996
- ジュリアーノ・ヴァンジ 《子供を連れた男 No.2》 1974
- アリスティド・マイヨール 《地中海》 1902-05
展示画家(岐阜県美術館)