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日本画の巨匠守屋多々志の学生時代からの作品や愛用品、制作資料など展示している美術館。大垣市船町出身である守屋多々志は、市の栄誉市民で、国の文化勲章を受章、歴史画の第一人者として活躍した。
守屋多々志(もりや ただし、1912年 - 2003年)は岐阜県大垣市出身の日本画家。本名は正(ただし)。昭和から平成にかけて日本美術院において活躍し、太平洋戦争従軍時やイタリア留学時を除いて、ほぼ毎年出品していた。
守屋の描いた作品は、歴史と古典への深い教養に根ざし、歴史人物を堅牢な絵画空間の中に描出した「歴史画」が中心である。また、その知識と姿勢が評価され、歴史考証が必要な小説挿絵や舞台美術、衣装デザインなどでも活躍した。
イタリア留学以前は、日本古来の大和絵を意識した構成・筆遣いで描いているが、留学後しばらくは、明らかに洋画を意識した重厚なマチエールで描いており、以後も絵具を厚塗りした作品を多く描いている。
昭和40年以降は武者絵を中心に、背景に金泥を使うなど豪壮な作品も見受けられたが、昭和57年頃から黒を多用した暗めの作品が多く、直線で画面を区切ったり、独特の遠近感を持たせたりする作品を多く描いている。
毎週火曜日(その日が祝日にあたる時は開館し、翌日が休館)
祝日の翌日(その日が日曜日または火曜日にあたる時はその翌日、 月曜日または土曜日にあたる時はその翌々日)
年末・年始(12月29日~1月3日)
展示替え期間(2ヶ月毎、不定期)
一般 300円
18歳未満 無料
当館、大垣城、郷土館の三館共通券
一般 400円
18歳未満 無料
*中学生・高校生は生徒手帳等をご提示ください。
守屋多々志の作品を3,300点を収蔵・展示。
守屋多々志《継信忠信》
守屋多々志《陸奥の宿》
守屋多々志《アンジェリコの窓》
守屋多々志《ギリシャの壷売り》
守屋多々志《ウィーンに六段の調(ブラームスと戸田伯爵極子夫人)》
守屋多々志《住吉燈台(夏祭)》
守屋多々志《縞物の娘》