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中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館は、北海道旭川市にある美術館。旭川市にゆかりのある彫刻家・中原悌二郎の作品を数多く収蔵し、彫刻に関連した作品の展示や企画展・講座などを開催している。
美術館の建物は1994年に彫刻美術館として開館する以前は、旭川市立旭川郷土博物館として使用されており、さらにそれ以前は旧陸軍第7師団の旭川偕行社として使用されていた建造物である。建物自体は「旧旭川偕行社」としても知られ、1989年に国の重要文化財に指定されている。
中原 悌二郎(なかはら ていじろう、1888年 - 1921年)は北海道釧路市生まれの彫刻家。大正期日本を代表する彫刻家の一人。
17歳の時、画家を志して上京。荻原守衛の感化によって彫刻に転じ、太平洋画会研究所彫塑部で新海竹太郎に師事。1912年ロダンの実作に初めて触れて、深く啓発される。
第3回院展に発表した「石井氏の像」で樗牛賞を受けて院友となり、以後も同展に「行乞老人像」「若きカフカス人」「憩える女」などの作品を次々と発表。その作風は写実に基づきながらも堅牢な構築性を示し、内面表現にも優れる。1919年の「平櫛田中像」を遺作として、32歳の若さで没した。
月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始
一般 300円 (240円)
高校生 200円 (160円)
中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
中原悌二郎の作品と中原悌二郎賞受賞作品をはじめ,悌二郎に大きな影響を与えたロダンや荻原守衛,友人であった石井鶴三や堀進二,さらに旭川とつながりの深い加藤顕清,中原悌二郎賞の選考委員であった山内壮夫,本郷新など,近・現代彫刻の作品を収蔵しており,その数は,彫刻・平面あわせて1,100点以上を収蔵・展示している。