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相原求一朗美術館は北海道河西郡中札内村の「中札内美術村」内にある美術館。洋画家・相原求一朗の作品を展示している。1996年開館。
建物は、昭和2年に札幌軟石を使って建てられた歴史的建造物の旧帯広湯(帯広市内で最も古い銭湯)を移築・復元した本館と新築の別館、フランスを中心としたヨーロッパの風景を描いた作品が展示される増築棟がある。北の風景に魅せられ、生涯にわたり北海道やフランスの風景を描き続きた美術館。
同じ「中札内美術村」敷地内にある北の大地美術館とは旧国鉄広尾線の枕木を使ってつくられた遊歩道で結ばれている。
相原求一朗(あいはら きゅういちろう、1918年 - 1999年)は埼玉県生まれだが、1962年に訪れて以来、北海道の風土に魅せられ、30数年にわたって北海道を題材にした絵を描いた洋画家。
埼玉県川越の代々卸問屋を営む家に生まれる。37年家業に専念しつつも独学で油彩を学ぶ。48年から猪熊弦一郎に師事、田園調布純粋美術研究所に通う。50年新制作協会初入選。54年父の逝去により、会社を継ぐ。
63年第27回新制作協会展新作家賞受賞(68年会員に)。65年銀座・日動画廊で個展、以後同画廊で多数開催。74年<第1回東京国際具象絵画ビエンナーレ>招待出品。87年埼玉文化賞受賞。92年川越市初雁文化章受章。96年川越市名誉市民になる。
11月上旬-4月下旬(冬期休館)
一般 500円
小中学生 300円
深田久弥著『日本百名山』の中に含まれている北海道の名峰を描いた「北の十名山」やフランスを中心にヨーロッパの風景を描いた相原求一朗の作品を展示している。