逸翁美術館
逸翁美術館は、大阪府池田市にある美術館。設置者は財団法人逸翁美術館。阪急電鉄・阪急阪神東宝グループの創業者小林一三の旧邸「雅俗山荘」を展示場として1957年に開館した。
収蔵品の基礎は小林一三の個人コレクションで、古筆、古経、絵巻、中近世の絵画(特に蕪村・呉春・円山四条派のコレクション)、国内はもちろん中国・朝鮮・オリエント・西洋を含む陶磁器、日本・中国の漆芸品に及ぶ。
全体で書画約1600点、陶磁器約2500点、その他1000点、うち重要文化財15件、重要美術品認定物件19件を含む。特に与謝蕪村・呉春・円山四条派のコレクションは名高い。
現在は休館中で、2009年秋に阪急学園池田文庫のとなりの用地に新築移転され、オープンする。小林一三旧邸「雅俗山荘」は現在地で保存されることが決定している。
- 名称
- 逸翁美術館(いつおうびじゅつかん)
- 開館時間
- 10:00−17:00 (入館は閉館の30分前まで)
- 休館日
月曜、展示替え期間(祝日の場合は翌日休)
※2009年秋まで新館移転のため、休館中
- TEL
- 072-751-3865
- FAX
- 072-751-2427
- 関連サイト
- 公式サイト(外部リンク)
- 入場料
大人:700円(550円)
高・大学生:500円(400円)
小・中学生:200円(150円)
65歳以上:550円
※( )内は20名以上の団体料金
- 所在地
- 〒563-0053
大阪府池田市建石町7-17
逸翁美術館 展示品
重要文化財
- 佐竹本三十六歌仙切(藤原高光)
- 白描絵料紙金光明経 巻第二断簡(目無経)
- 十巻抄(延慶二年覚巌奥書)
- 芦引絵
- 大江山絵詞 附詞書一巻
- 豊臣秀吉像画稿 伝狩野光信筆
- 三十三間堂通矢図屏風
- 奥の細道画巻 与謝蕪村筆(安永八年十月款記)
- 白梅図屏風 呉春筆
- 花鳥蒔絵螺鈿洋櫃 付籐編み外櫃
- 楞伽経(りょうがきょう)巻第二(天平廿年六月廿三日願俊経)
- 雙観無量寿経 巻上(天平六年聖武天皇勅願経)
- 寛和二年六月九日内裏歌合
- 古筆手鑑(てかがみ)谷水帖 二十四葉
- 継色紙(あまつかぜ)
重要美術品
- 芒蒔絵棚
- 伊勢集断簡(石山切)「ぬきためて」
- 須恵器 脚付鳥蓋壷
- 晩秋遊鹿図屏風 与謝蕪村筆
- 砧図(秋夜擣衣図) 呉春筆
- 地藏十王図
- 消息「一日」 藤原定家筆
- 古瀬戸印花菊文瓶子
- 古今和歌集 伝藤原為家筆 冷泉為條ノ跋アリ
- 紺紙金銀字交書賢却経 巻第四・五・九・十 紺紙金銀字清浄□尼方廣経
- 露殿物語
- 蓮根図 伝牧谿筆
- 袈裟襷文銅鐸 奈良県添上郡櫟本村出土
- 高野大師行状絵巻
- 桐笹唐草蒔絵硯箱
- 後撰集 巻第十断簡(白河切)「人のもとに」
- 後拾遺集 巻第十断簡(中院切)「おくれじと」
- 元永元年十月十一日内大臣家歌合断簡
- 和漢朗詠抄(金沢文庫本)
展示画家(逸翁美術館)