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奈義町現代美術館は岡山県勝田郡奈義町にある美術館。1994年開館。略称Nagi MOCA(ナギ・モカ)。
設計者磯崎新との共同作業によって制作された、荒川修作+マドリン・ギンズ、宮脇愛子、岡崎和郎の3組の永久設置の作品のみを収める。
これらの作品はすべて、空間全体を作品として提示するインスタレーションで、磯崎新設計の建物と一体化している。
また建物は、中心軸がこの町名の由来ともなった那岐山の山頂に向かうなど、三本の軸線により構成され、位置が決定されている。
磯崎新の提唱する第3世代の美術館の代表例である。現代美術の主要な流れを総花的に収集、展示する美術館とは一線を画し、非常に個性的な美術館である。
荒川修作(あらかわ しゅうさく、1936年7月6日 - )は、愛知県名古屋市出身の美術家。1982年紺綬褒章受賞、1986年フランス文芸シュヴァリエ勲章受章など、内外でその活躍が認められている。
1997年、グッゲンハイム美術館で日本人としては初の個展を開催している。人間と環境に直接的に影響を与える建築や庭園のような作品に取り組んでいる。
宮脇愛子(みやわき あいこ 1929年 - )は彫刻家。真鍮のパイプを使った彫刻作品を制作。
積み重ねたパイプの後ろから来る光によって、真鍮に含まれる銅の色が反映する微妙な効果が生み出される作品や、ワイヤを使った流れるような曲線を表現した「うつろい」の世界を生み出した。グッゲンハイム美術館で受賞。
月曜日
祝日の翌日
一般・大学生 700円(500円)
高校生 500円(350円)
中学・小学生 300円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金
大地、太陽、月を象徴するという3つの展示スペースにそれぞれ
が、半永久的に展示されている。