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鳥取民芸美術館は、鳥取県鳥取市にあり、日本、朝鮮、中国、西欧の民芸品を主に展示している美術館である。1950年に開館。
民芸運動家の吉田璋也により開設。この美術館を中心に土蔵風の一群の建物があり、民芸コーナーと呼ばれている。ここでは、民芸品の土産の購買、民芸品を実際に使用した食事ができる。
美術館には、童子地蔵堂が併設されており、中には154体の地蔵が安置されている。この地蔵は子どもの墓としてくつられた地蔵で、無縁仏になり鳥取市内での寺に放棄されていたものである。
民芸美術館の別館として湖山池三津湖畔の二ツ山に阿弥陀堂があるが、非公開となっている。
水曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
大人 500円
牛の戸焼や因久山焼などの焼物、織物、木工、挽物、漆などを展示。
吉田璋也が指導した「染分皿」は、緑色や黒色などの釉薬を使った大胆なデザインが特徴。シンプルかつモダンな感覚が世代を超えて人気。伝統技法や「用の美」の精神を引き継ぎながら、約30軒の窯元が、今のライフスタイルに合う作品づくりに励んでいる。
鳥取県は、スギ・ヒノキ・マツ・ケヤキ・トチ・ブナ・エンジュなど材料に恵まれた土地。吉田璋也は英国家具などの研究を行い、椅子や照明など時代にあった家具を提案した。
はこた人形「はこた人形」や「流しびな」など古くから伝わるものや民芸運動の影響を受け、再興・創作により制作された土・木彫り人形や張子の玩具。
因州和紙約1000年前から生産されてきた因州和紙は主に書道用紙として愛用されている。今では便箋からプリンター対応和紙、照明・壁紙などインテリアや光触媒等機能用紙など、和紙の風合いを生かしながら、使用されている。