全国の美術館の情報や絵画・彫刻・アートなど芸術作品と画家・作家の紹介
東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館は、風景や草花などの写生図から文様を彫り込んだ型紙を作り、防染糊を用いて染色する「型絵染」を確立した芹沢銈介の染め物作品を展示している美術館。東北福祉大学内にある。平成元年(1989)に開館。
建物のステンドグラスのデザインは芹沢銈介が手がけた、インドクシナガラ釈迦本堂の蓮と炎のモチーフをメインに作られている。
また芹沢銈介が集めた世界各国の染織品、木工品、土器・土偶、編組品、装飾品、家具など多岐にわたる工芸品を収蔵・展示している。
芹沢 銈介(せりざわ けいすけ 1895年 - )は、日本の染色工芸家で、型絵染の人間国宝(重要無形文化財保持者)。静岡県静岡市生まれで、静岡市名誉市民。文化功労者。20世紀日本の代表的な工芸家として内外から高く評価されている。
「型絵染」は芹沢が創始した技法で、布の代わりに、紙を型紙で染めたもの。仕事は、着物、帯、夜具、暖簾、屏風、壁掛け、本の装丁、カレンダー、ガラス絵、書、建築内外の装飾設計(大原美術館工芸館)など、多岐にわたる。
世界中の民具や民俗工芸品などを収集していて、日本の着物、アジアの家具や民画、漆器や仏画、民族衣装、絞染の衣装、インドの木綿地絞り染め被衣、アフリカの仮面や木工品、中南米の土偶や土器などジャンルも多岐にわたり、総数は6000点を超えていた。
1976年 フランス政府から招聘されパリで「芹沢銈介展」開催。1983年 フランス政府より芸術文化功労賞を受賞。
展示替え期間
入学試験日
大人 300円
大学生 200円
高校生以下 無料
芹沢銈介の染め物作品や芹沢銈介が収集した世界の工芸品を展示している。