中津万象園・丸亀美術館

モリス,ラトゥール,中津万象園は、香川県丸亀市中津町に在る庭園。万象園とも呼ばれ、丸亀美術館が併設されている。

中津万象園

中津万象園・丸亀美術館

庭園は、1688年に丸亀藩主である京極高豊の命により、丸亀城の城下町に近い中津の浜に面して造られ、名は森羅万象に由来する。

京極氏の故郷である近江国の琵琶湖をかたどった八景池が掘られ、帆、雁、雪、雨、鐘、晴嵐、月、夕映と近江八景になぞらえ名付けられた島々が浮かび、橋で巡る事ができる。

それとは別に朱塗りの邀月橋も池をまたいで掛かり、園内に彩りを添えている。池に面しては、潮の満ち引きが見られたという観潮楼、その近くには母屋が茶庭に面して建ち、樹齢六百年と言われ傘に似た形を持つ大傘松が広がる。

これらの門として、くぐると長生きすると言われる松寿関が設けられている。

丸亀美術館

丸亀美術館は、絵画館、陶器館、ひいな館から成り、庭園と共に入る事が出来る。

絵画館

絵画館では、19世紀のフランス画を常設展示している。

パリ郊外のフォンテーヌブローの森の中の小村バルビゾンに集り自然主義絵画を興したバルビゾン派のジャン=フランソワ・ミレーテオドール・ルソーなどバルビゾン七星の絵画及びカミーユ・コローギュスターヴ・クールベなど巨匠の絵画を展示している。

陶器館

陶器館では、古代オリエントの陶器を展示している。今のイラン・イラクを中心として出土した紀元前2500年頃から13世紀までの彩文土器や陶器・ガラス器などを展示している。

ひいな館

ひいな館では雛人形を展示している。江戸時代から昭和にいたるひな人形をはじめ、日本伝統の技がいきている 櫛・かんざし・化粧道具などが3,000余点の収蔵品の中から展示されている。

中津万象園・丸亀美術館
名称
中津万象園・丸亀美術館(なかつばんしょうえんまるがめびじゅつかん)
開館時間
9:30−17:00
休館日

年中無休

TEL
0877-23-6326
FAX
0877-23-6379
関連サイト
公式サイト(外部リンク)
入場料

大人 1,000円(800円)
高大生 600円(480円)
小中生 400円(320円)
※( )内は20名以上の団体料金

所在地
〒763-0054
香川県丸亀市中津町25-1

中津万象園・丸亀美術館 展示品

  • ジャン・F・ミレー 《肥料を捲く農夫》
  • ジャン・F・ミレー 《フォンテーヌブローの風景》
  • ジャン・F・ミレー 《風景》
  • カミーユ・コロー 《考える若い女 あるいは 瞑想》
  • カミーユ・コロー 《キューピットの戯れ》
  • カミーユ・コロー 《セーヴルの高知、放牧場》
  • ギュスターヴ・クールベ 《オルナン近くの風景》
  • アドルフ・E・ピオ 《花売りの娘》
  • コンスタン・トロワイヨン 《家畜の帰途》
  • テオドール・ルソー 《森の中で薪を集める人》
  • フィリップ・R・モリス 《小さな花嫁》
  • エミール・C・ランピネ 《田園風景》
  • イポリット・C・デルピー 《花畑》
  • アンリ・F・ラトゥール 《ヴィーナスと天使》
  • ポール・D・トロイユベール 《鶩鳥番の少女》
  • シャルル・F・トービニー 《オワーズ河畔》
  • ジャン・J・エルネン 《画家の少女》
  • ウィリアム・C・ウォントナー 《アネモネ》
  • ウィリアム・C・ウォントナー 《紫のショール》
  • ジュール・デュプレ 《バルビゾン風景》
  • シャルル・E・ジャック 《羊飼いと羊》
  • ナルシス・ディアズ 《フォンテーヌブローの森》
  • レオン・V・デュプレ 《沼辺の牛と農夫》
  • エルネスト・ギョメール 《バルビゾンの森》

展示画家(中津万象園・丸亀美術館)