松伯美術館

松伯美術館は奈良県奈良市にある美術館。1994年3月開館。

日本画家の上村松篁上村淳之から寄贈された作品をコレクションの基礎にして、近畿日本鉄道(近鉄)が中心となって設立した美術館である。上村松園、松篁・淳之の作品などの収集・保管・展示を目的としている。

美術館は近鉄の名誉会長であった、佐伯勇の邸宅敷地に建設された。

上村 松篁

上村松篁(うえむら しょうこう、1902年 - 2001年)は日本画家。京都府京都市中京区生まれ。本名、信太郎。母は近代美人画の大家、上村松園。息子も同じく日本画家の上村淳之である。

1921年、京都市立絵画専門学校(現:京都市立芸術大学)に入学すると同時に西山翠嶂に師事。画塾の青甲社に入塾する。その後は帝展・日展で主に作品を発表したが、1948年(昭和23年)に日展を離れ、数名の画家と共に新団体『創造美術』を結成。

徹底した写実に基づいた格調の高い花鳥画を得意とし、多くの名作を残した。1984年に文化勲章を受章。

名称
松伯美術館(しょうはくびじゅつかん)
開館時間
10:00−17:00 (入館は閉館の30分前まで)
休館日

月曜日(祝日となるときは、次の平日)
年末年始、展示替期間、その他必要のある場合

TEL
0742-41-6666
FAX
0742-41-6886
関連サイト
公式サイト(外部リンク)
入場料

大人(高校生・大学生を含む)800円
小学生・中学生 400円
※20名以上は団体割引
※特別展は上記の料金と異なる場合があります

所在地
〒631-0004
奈良県奈良市登美ケ丘2-1-4

松伯美術館 展示品

  • 上村松園 《花がたみ》、《人生の花》、《花見》、《娘》、《鼓の音》、《人形つかい》
  • 上村松篁 《春園鳥語》、《万葉の春》、《水温む》、《若い鷹》、《五月》、《樹蔭》、《丹頂》、《芥子》
  • 上村淳之 《鳩舎》、《晴れ間》、《月に》、《夕日に》、《四季花鳥図》

展示画家(松伯美術館)