応挙芦雪館

応挙芦雪館串本応挙芦雪館)は和歌山県東牟婁郡串本町にある美術館。

本土最南端の地、串本町の狭い通りの一角にある寺、無量寺の境内に建つ日本で一番小さい美術館で、設置の主たる目的は無量寺寺宝の保存と公開であるが、現代美術作品の収集・展示も行っている。

館内には円山応挙長沢芦雪をはじめ、伊藤若冲狩野山雪狩野探幽白隠らの名品など室町、桃山、江戸時代の絵画96点が展示されている。また、串本の笠嶋遺跡からの出土品も展示している。

中でも円山応挙筆の『波上群仙図』、長沢芦雪の『竜虎図』を含む55面の障壁画(国の重要文化財)は海外からも高い評価を受けている。

保存上の理由から雨天時は『竜虎図』を含む障壁画は公開されない。近年、作品保護のため常時公開を見直す動きがある。

名称
応挙芦雪館(おうきょろせつかん)
開館時間
9:30−16:30 (入館は閉館の30分前まで)
休館日

年末年始(12月30日-1月3日)

TEL
0735-62-6670
入場料

1,000円(小中学生 500円)

所在地
〒649-3503
和歌山県東牟婁郡串本町串本833

応挙芦雪館 展示品

円山応挙、長沢芦雪、伊藤若冲、狩野山雪、狩野探幽、白隠らの作品を展示。

方丈障壁画

以下、55面の障壁画が重要文化財に指定されている。

円山応挙

  • 紙本墨画波上群仙図 壁貼付2、襖貼付6
  • 紙本墨画山水図 床(とこ)貼付4、違棚壁貼付4
  • 紙本金地著色群鶴図 天袋貼付4

長沢芦雪

  • 紙本著色薔薇図 襖貼付8(上二之間)
  • 紙本墨画竜虎図 襖貼付12(室中及び仏間)
  • 紙本墨画群鶴図 壁貼付1、襖貼付6(下一之間)
  • 紙本墨画唐子琴棋書画図(遊図) 襖貼付8(下二之間)

展示画家(応挙芦雪館)