川村記念美術館
川村記念美術館 (Kawamura Memorial Museum of Art) は、千葉県佐倉市の郊外にある広大な庭園のなかに建つ私立美術館である。
近現代美術のコレクションとしては、日本でも有数の規模をもつ。 DIC(創業時は「川村インキ製造所」)の創業者・川村喜十郎をはじめとする川村家3代の収集品を公開するため、1990年(平成2年)に開館した。
広さ30万平方メートルのDIC株式会社総合研究所の敷地内に建つ、ヨーロッパの古城かワインセラーを思わせる展示館は、海老原一郎の設計である。館内は、巨大な現代美術の作品群がゆったり鑑賞できるよう、体育館を思わせる広大な展示室が設けられている。
レンブラント、モネ、ピカソ、シャガール、ルノワール、マックス・エルンスト、ジャクソン・ポロックなどの近代ヨーロッパ絵画、現代美術のほか、尾形光琳、長谷川等伯など、日本の近世絵画にも優れたものがあり、等伯の『烏鷺図(うろず)』は、重要文化財に指定されている。
20世紀抽象絵画の巨匠、マーク・ロスコが、ニューヨーク・シーグラムビルの高級レストランのために描いた7点の作品のみを展示した「ロスコ・ルーム」もある。
- 名称
- 川村記念美術館(かわむらきねんびじゅつかん)
- 開館時間
- 9:30−17:00 (入館は閉館の30分前まで)
- 休館日
月曜日
年末年始(12月25日-1月1日)
- TEL
- 0120-498-130
- FAX
- 043-498-2139
- 関連サイト
- 公式サイト(外部リンク)
- 入場料
展示内容により、変わります。
全館コレクション展示の場合
一般 900円
学生・65歳以上 700円
小学生・中学生・高校生 500円
- 所在地
- 〒285-0078
千葉県佐倉市坂戸631
川村記念美術館 展示品
- レンブラント・ファン・レイン 《広つば帽を被った男》
- クロード・モネ 《睡蓮》
- パブロ・ピカソ 《肘掛椅子に座る女》
- マルク・シャガール 《赤い太陽》
- カミーユ・ピサロ 《麦藁を積んだ荷馬車、モンフーコー》
- ピエール・オーギュスト・ルノワール 《水浴する女》
- ピエール・オーギュスト・ルノワール 《クロード・ルノワールの肖像》
- ピエール・ボナール 《化粧室の裸婦》
- ジョルジュ・ブラック 《マンドリン》
- アンリ・マティス 《肘掛椅子の裸婦》
- 藤田嗣治《アンナ・ド・ノアイユの肖像》
- パブロ・ピカソ 《シルヴェット》
- マルク・シャガール 《ダヴィデ王の夢》
- アリスティード・マイヨール 《ヴィーナス》
- アンリ・ファンタン=ラトゥール 《花瓶の花》
- フェルナン・レジェ 《コンパスのコンポジション》
- マリー・ローランサン 《ピクニック》
- コンスタンティン・ブランクーシ 《眠れるミューズ II》
- カジミール・マレーヴィッチ 《シュプレマティズム》
- カジミール・マレーヴィッチ 《乾草作り》
- ジャン・アルプ(ハンス・アルプ) 《臍の上の二つの思想》
- マックス・エルンスト 《入る、出る》
- マックス・エルンスト 《石化せる森》
- ヴァシリィ・カンディンスキー 《無題》
- ナウム・ガボ 《線的構成No.1(ヴァリエーション)》
- ルネ・マグリット 《冒険の衣服》
- ルネ・マグリット 《感傷的な対話》
- ジョアン・ミロ 《コンポジション》
- マン・レイ 《赤いアイロン》
- マン・レイ 《女綱渡り芸人はその影を伴う》
- ラースロー・モホイ=ナジ 《スペース・モデュレーター CH 1》
- ジャクソン・ポロック 《緑、黒、黄褐色のコンポジション》
- アド・ラインハート 《抽象絵画》
- アンディ・ウォーホル 《花》
- ヴォルス 《赤いザクロ》
- ヴォルス 《ニーレンドルフ》
- ヴォルス 《閉路》
- アレクサンダー・カルダー 《四つの白い点》
- ディヴィッド・スミス 《ヴォルトリ-ボルトン IV》
- モーリス・ルイス 《ギメル》
- モーリス・ルイス 《ガンマ・ツェータ》
- サム・フランシス 《無題》
- サム・フランシス 《ワン・オーシャン、ワン・カップ》
- トム・ウェッセルマン 《ベッドルーム・ペインティング #6》
- ブリジット・ライリー 《朝の歌》
- サイ・トゥオンブリー 《無題》
- ロバート・ライマン 《アシスタント》
- ジョセフ・コーネル 《無題(オウムと蝶の住まい)》
- ジョセフ・コーネル 《無題(ピアノ)》
- ジョセフ・コーネル 《鳥たちの天空航法》
- フランク・ステラ《トムリンソン・コート・パーク(第2ヴァージョン)》
- フランク・ステラ《ヒラクラ III》
- フランク・ステラ《メリー・クリスマス 3X(第3ヴァージョン)》
- バーネット・ニューマン 《アンナの光》
- マーク・ロスコ 《「壁画 No.1」のためのスケッチ》(シーグラム壁画)
- エンツォ・クッキ 《無題(黄色い壁)》
- 長谷川等伯 《烏鷺図屏風》
- 橋本関雪 《琵琶行》
- 尾形光琳 《柳に水鳥図屏風》
- 長澤蘆雪 《牧童図屏風》
- 酒井抱一 《隅田川焼窯場図屏風》
- 横山大観 《輝く日本》
- 橋本関雪 《木蘭》
- 加山又造 《鶴舞》
- 鏑木清方 《四季美人》
- 桑山忠明 《無題 (メタリック・カラーズ)》
- 李禹煥 《線より》
- 若林奮 《振動尺I》
- 瀧口修造 《吸取紙》
- 菅井汲 《976型》
- 堀内正和 《作品》
- 飯田善國 《ヘクサヘドロン(六面体)》
- 山口勝弘 《鯨(ヴィトリーヌ)》
- オノサト・トシノブ 《巴・緑》
- 斎藤義重 《作品 7》
- 高松次郎 《平面上の空間 No.848》
- 荒川修作 《風景》
- 中西夏之 《4ツの始まり- 2001-II》
- 杉本博司 《スタンリー、ニュージャージー》
展示画家(川村記念美術館)