藤井斉成会有鄰館

藤井斉成会有鄰館は、京都市左京区岡崎にある、中国の古美術が中心の私立美術館。1926年に開館。

財団法人藤井斉成会は、滋賀県出身の実業家藤井善助(1873年-1943年、藤井紡績創業者)の東洋美術コレクションを保存展示するための機関として大正1926年に設立された。日本の私立美術館としては草分けの1つである。

京都市登録文化財の建物は地上3階建てで、屋上に朱塗りの八角堂を乗せた東洋風の展示館は設立当初からのもので、展示室内部も昭和初期の雰囲気をとどめている。建築設計は武田五一

国宝 1件、国の重要文化財 9件を含む所蔵品は、中国の殷(商)から清まで各時代の青銅器、仏像、書画、陶磁器など多彩である。珍しい収蔵品として人口に膾炙しているものは、科挙試の際に使用されたとされる、カンニング用の下着である。

一般公開は原則として、2月-7月、9月-11月の毎月2回(第1・第3日曜)12:00-15:00のみ。

藤井斉成会有鄰館 展示品

国宝

重要文化財

その他の絵画

展示画家(藤井斉成会有鄰館)