サントリー美術館は、東京都港区赤坂九丁目にある、日本の古美術が中心の私立美術館である。建築設計は隈研吾。
洋酒メーカーのサントリー社長・佐治敬三が1961年、「生活の中の美」を基本テーマとして、千代田区丸の内のパレスビル内にサントリー美術館を開館。
1975年に赤坂のサントリービルに移転し、2007年に現在の東京ミッドタウン内に移転した。古美術を中心とした美術館には、戦前の実業家のコレクションを母体としたものが多いが、サントリー美術館のコレクションは、戦後に、1つのテーマをもって集められたものである点がユニークである。
江戸切子・薩摩切子・エミール・ガレ等の硝子工芸品も代表的なコレクションのひとつ。近現代美術を収集している大阪府大阪市港区のサントリーミュージアムとは好対照である。
2005年1月にサントリー東京支社がお台場に移転することにあわせ、一時的に休館し、2007年3月30日に防衛庁跡地を再開発して建築された「東京ミッドタウン」に入居する新「サントリー美術館」として再オープンした。